考える力を育てる授業



バトンパス
間違い探し
黒い目のきれいな女の子




 考える体育

 テーマは、協力。
 バトンパスの練習。
 25メートル走。
 タイムを計ります。
 ペアを組ませます。
 ペアのタイムを合計します。

 次に、リレーをおこないます。
 50メートルを2人で走るのです。

 やらせると…
 止まったままバトンを受け取る子もいました。
 ほとんどが、全力疾走していません。
 
 集めて指導します。
 後ろを向かないことを指示します。
 私の「GO」の合図で全力疾走するようにいいます。
 何回かやるうちに、コツをつかんだのでしょう。
 飛躍的にうまくなりました。
 特に、Kくん。
 最初は、止まったままバトンを受けいた子がうまくなりました。
 目を見張るほどの上達ぶりです。

 2回目

 私の合図ではなく自分の判断でスタートが切れるかどうか。
 
 題材は、リレーの「バトンパス」です。
 昨日体験しています。

 まずは、授業前のイメージをいわせました。
 バトンパスについての認識を問うたのです。

 予想通りでした。
 明確に意識して実行した子はいませんでした。
 ほとんどの子が、考えていませんでした。

 次に、授業後どう変わったかをいわせました。

 いよいよ、本題です。
  
 リレーで、大切なのはだれか
   1 わたす人
   2 もらう人
   3 両方

 選択肢は、上の3つです。
  1…3人
  2…2人
  3…15人
 でした。
  それぞれ理由をいわせます。

 それぞれのポイントは何でしょうか。

 1 わたす人のポイント
 2 もらう人のポイント
 3 2人で相談すべきこと

 について考えさせました。

 3回目

 体育の授業。「リレー」
 今日は、班ごとにおこないました。
 他と競争するのではなく、ベストタイムをたたき出す ことが目標です。
 一人半周。
  1回目は、リード無し
  2回目は、リードあり
 どれくらいタイムが違うか、予想させました。

 
 

  間違い探し

  次の問題を間違えた子が、4人いました。
  いずれも同じ間違いでした。

    6   7
  ――×――
   14  15


  私の出した問題は、3つです。
 
 1、4人は、どんな式と答えを書いたでしょう。

 2、どうして、間違えたのでしょう。

 3、どうしたら、間違わなくなるでしょう。
 
◆予想させる

 1 4人は、どんな式と答えを書いたでしょう。

  間違いを予想させます。
  このあと、5年生に分数を教えにいきます。
  (交流授業)
  教えるためには、相手を理解することが必要です。
  「この子は、どうしてわからないのかな」
  「どこでつまずいているのかな」
  と予想することが大切だと思います。

  ほとんどの子が正解でした。

     6     7
   ――×――
    14   15

     6    1
  = ――×――
     2    15

     6
  = ――
     30

  2 どうして、間違えたのでしょう。

  「7と14は、7の段の九九すぐ約分できるけど、6と15は
   できないと思ってやらなかった」
  「片方約分して、安心してしまった」
  「2か3で割ってみるということを忘れてしまった」
  「6の段の九九に15という答えはないから、割れないと思っ
   てしまった」
  「最初に、7と14を約分したと思う。七の段の九九でやたか
   ら、6の方は、6の段の九九で割ろうとしたのだと思う」
  「途中で約分したから、もう約分できないと思ってしまった」
  「約分できないかもう一度確認することをしなかった」
  「答えが出たところで、確認しなかった」
  「もうできないと思って、氣を抜いてしまった」
  などなど。

  私が聴いたことは、次の2つです。

  「7と14、6と15どっちから約分しますか」
   ・7と14…ほとんど
   ・6と15…1人

   ※パッと見て簡単な方からやると答えた子が多かった。
    「何も考えていない」(笑) 2人

  「約分をやる順番は、いつも決まっていますか」
   ・/→\
   ・\→/

  決まっているという子は、    3人
  簡単な方からする。       多くの子
  「何も考えいていない」(笑)  2人

 3 どうしたら、間違わなくなるでしょう。

  「2か3で割るといいと思う」
  「答えを出してから、もう一回約分する」
  「式の途中、答えを出してから、二回約分をする」
  「九九になくても約分してみる」
  「指で確かめる」
  「声を出して約分する」
  「とにかく、確認する」
  「何度も確かめる」
  「性格を変える」(笑)

  などなど、いろいろ出されました。

  例題を何問かやりました。
  全員ができました。


  10マス計算上達法

 どのようにステップを踏んでいくかを教える。
 やらせてみる。
 ポイントも教えた。
「あとは、やるのみ」
「練習すれば、できるようになります」
 理にかなった練習方法を教える。
 今日学んだことを、「考える」ノートに書かせる。

 4月の段階では、「ただやればいい」→「考えて練習」
 このように意識が変わればいい。

 ◆考える力を育てる授業
 今週のまとめ
 オリエンテーション
 ・書く意味
 ・書く効果
 ・書く内容
 ・書き方
 などを伝える。

 さっそく書かせる。

 今年度のメインの授業の一つである。
 
 6月15日

◆考える力

 いいものを見ることは大事である。
 イメージができる。
 例えば音読。
 いい音読を聴けば、「こういうふうになるんだ」というイメージができる。
 目標ができる。

 ということで、ビデオを見せた。
 歴代杉渕学級の演技(マット運動連続技)、山内学級の演技(学校体育研究同志会の先生、子どものレベルは、ものすごい)など。
 子どもたちは、驚いてみていた。
「できない」とは、いえないだろう。
 2年生が軽々ブリッジをしたり側転をしたりしているのだから。
 いい刺激になったことだろう。

 ◆「イチロー選手」のビデオ(ZONEという番組)の3回目。
  
 毎回、5〜10分見せている。

 ひさしぶりに課題を出す。
 ・「イチロー選手」のビデオを見て考えたこと、感じたこと。
 ・「交流授業で学んだこと、感じたこと。


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