百人一首 



  
   百人一首
  
   百人一首を始めました。
   私の親友に、すごい人がいます。
   小学生初心者の部日本一です。
   ものすごい実力です。
   とてもかないません。
   彼独特の方法があります。
   高度です。徹底しています。
   システマチックです。
   たとえば、最初に一字決まりの札だけを扱います。
  「むすめふさほせ」7枚をするのです。
   私は、そこまでしません。
   五色百人一首をやっています。
   100枚を5つの色にわけています。
   色ごと、つまり20枚ごとにするのです。
   ものの2分もあれば終わります。
   短時間で手軽にできるのがいいです。
   ただし、色のわけ方は、いい加減ですね(笑)
  
   歴代の杉渕学級もいいところまでいっています。
   上達してくると、試合時間は1分です。
   1分で20枚に札をとるのです。
   読むのが大変です(笑)
  
  
 

   現在、五色百人一首水色札をしています。
   ※持ち上がったら、他の札に入ります。
   子どもたちは、だいぶはやく取れるようになってきました。
   上位リーグの子は、20枚すべて覚えています。
   今は、札を置く位置を覚えているかが勝負のポイントですね。
  
   【歌を覚える】
   意欲とイコールです。
  「どうしたら覚えられますか」
  「覚えようと思えば、覚えられます」
   これは、私の実感です。
   思いの強さがすべてだと思います。
   たかだか、20枚くらいです。
   それほど、難しいことではありません。
   熱心な子は、百人一首の本を買っています。
   次に熱心な子は、本を借りています(私の本、図書室の本)。
   休み時間も試合をしています。
   練習しているうちに、覚え方を工夫するようになります。
   どうしたら覚えられるか、考えるのです。
   私の場合、記憶力がいいほうではありません。
   器用ではありません。
   はっきりいえば「不器用」(家内 談)です。
   人の何倍もかかります。
   記憶力が弱い分、練習すればいいと思っているのです。
  
   【位置を覚える】
   杉渕学級の百人一首は、ちらし取りです。
   4人でおこないます。
   札を並べるとすぐに始まります。
   ・並べながら覚える。
   ・わずかな時間で覚える。
   
   このへんができるようになると、能力が飛躍しますね。
  

   現在、杉渕学級は戦国時代です。
   1部リーグのトップが、4部に落ちることはざらです。
   普通は、考えられません。
   1部と4部では、かなりの差があるからです。
   しかし、現実には落ち出すと止まらなくなります。
   精神的ダメージを引きずってしまうのでしょう。
   5部にいくと、「落ち」はストップします。
   さすがに、実力が違うのです。
   メンタルな面が厳しくても、勝てるのです。
   5部で1位になると、4部→3部と上がってきます。
   今は、安定王者、絶対王者がいません。
  
   1部リーグのチャンピオンになり、ちょっと浮かれます。
   その日練習をしないと、次の日は地獄が待っています。
   転落の一途です。
   このへんは、人生そのものです。
   現状を維持するのは、並大抵ではないのです。
   多くの子が、虎視眈々と1部リーグのトップをねらっています。
   追う者の強みです。
   チャンピオンは、挑戦者以上に練習しないと防衛できません。
  

   男女対抗
  
   このところ、男女対抗戦のようになっています。
   上位リーグは、男子が独占(1部、2部リーグ)しました。
   ちょっと前は、女子が独占(1部リーグ)していました。
   めまぐるしく変わります。
   これがおもしろいです。
   
   もっとおもしろいのは、3対1の場面です。
   男子3人、女子1人。
   男子3人が手を組むのです。
   女子にとらせないようにします。
   多くの場合、女子は陥落。
   連係プレーにやられてしまいます。
   さすがに、1対3は厳しいようです。
   はっきりいって、いじめです(笑)
   しかし、そこで勝ったらたいしたものです。
   今日は、Tさんが勝ちました。
   男子3人を向こうに回して一歩も引きません。
   カルタを配るとき、並べるときに目が違いました。
   札の位置を覚えているのです。
   ・負けいない戦い方(そのリーグの最下位にならない)
   ・勝つ戦い方(そのリーグの1位になる)
   粗くいうと、2通りの戦い方があります。
   強い子は、臨機応変にたたか方を変えます。
  

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