バックグラウンドをつくる




 
バックグラウンド

 ある学習をします。
 いきなり入っても、うまくいかないことがありますね。
 私の学校では、特にその傾向が見られます。
 漢字です。
 やってもやっても、なかなか伸びないのです。
 
 このような場合、バックグラウンドづくりからはじめます。

 教材 漢字カルタ
 「楽しみながら学習」
 遊びながら自然に身につける。
 覚えようとしなくても覚えてしまう。
 勝つために、覚えようとする。

 「漢字カルタ」「部首カルタ」「百人一首」
 など。
 子どもの意識は、競争、ゲーム
 漢字には、いっていない。
 低学年の時が、スッと入りやすい。
    ↓
 下地をつくりながら漢字を指導する。
 今までとは、違った展開になるだろう。

 このような考え方です。
 間接的な授業、間接的な指導です。

 布石ともいえるでしょう。
  
  漢字のバックグラウンド
  
   最近、漢字カルタ(太郎次郎社のもの)をはじめました。
   けっこうおもしろいです。
   全部で101枚あります。
   
   まだ3回しかやってなません。
   でも、子どもたちはけっこう覚えています。
   たとえば、
  
    まむし
    ながむし
    へびのこと
    むかしはどれも
    みんな虫
  
    →「虫」の字
  
    よこむきに
    とまった
    すがた
    鳥のもじ
  
    →「鳥」の字
  
   読み手の私も、かなり覚えました。
   「へぇー、そうなのか」
   と思うことがたくさんあります。
  
   遊びながら覚える
   楽しみながら自然に覚える
   というのがいいですね。
   とても覚えやすいです。
   自然に覚えてしまいます。
  
    絵→古代文字→字
  
    この3つを見ると、イメージしやすくなるようです。
    苦手な子が見るのは、字のみです。
    なかなか覚えられないのは、イメージできないからでしょう。
  

    遊びながら自然に覚えられる
    絵→古代文字→字  イメージしやすい
 
   簡単な字(101字)ですから、苦手な子もとれるのです。
   漢字が苦手を自負するSくんは、班でトップになりました。
  
   楽しみながら自然に覚える という学習です。
   バックグラウンドづくりでもあります。
  
  

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