超高速読み


 超高速読み

 ものすごく速く読むことである。
 半端な速さではない。
 そう、早口言葉のように読むのである。

 この超高速読みを実践すると、子どもが変わってくる。
 
 ◆超高速読みに挑戦

 ことわざの学習として、いろはかるたを扱っている。
 何秒でいえるか 挑戦させている。
 速い子は、40秒を切る。
 ちなみに、私は45秒である。
「犬も歩けば棒に当たる」
「論より証拠」
「花より団子」
というように読んでいく。
 ちょっとでもひっかかると速く読むことはできない。

 速く読めるということは、すらすら読めるということが前提なので
ある。
 普通は、「すらすら読める」ことが目標となる。
 ・目標が高い
 ・おもしろい
 子どもたちは、喜んで挑戦する。
 すらすら読めても、あまりうれしくないのである。
 超高速読みは、がんばった分タイムが上がる。


 全員でそろえて読むと、とたんにペースが落ちる。
 速い子は、スピードを控え、遅い子は、ちょっと速めに読む。
 みんなの氣持ちがそろわないと、声はそろわない。
 声をそろえて速く読むのは難しい。
 これは、やった人でなければわからない。

 記録は、1分18秒。
 前回と同じタイムである。
 前半がスローだったことを伝える。
 もう一度チャレンジさせる。
 今度は、1分4秒。
 全員、声をそろえて1分が見えてきた。

 『海にねむる未来』の高速読み
 1分で何文字読めるか。
 350字くらいが標準である。

 はたして…
 速い子は、500を超えたとのこと。
 すごいスピードである。
 
 
 『いろはかるた』(江戸)
 40秒切る子が増えてきた。
 1分切れないのは1人。
 全員で読む。
 1回目は、1分4秒。
 昨日と同タイムである。
 出だしが遅い。
 もっと意識して前半飛ばさないと1分切れない。
 出だしのスピードが、その後のスピードを決定づけてるからである。
「昨日と同じ、ぴったり賞!」
「先生、もう一度挑戦させてください」
 2回目、スピードアップ。
 途中で輪唱になる。
 合わなくなる。
 記録は、56秒。
 1分を切った。
 しかし、そろってないところがあったので、認定しない。
 幻の記録である。
 明日再挑戦。


      

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