たんぽぽのちえ 


 
 『たんぽぽのちえ』

   最初のページで氣づいたことを発言させる。
   自習のとき、書いているはずなのだが…
   ・たんぽぽがさく
   ・春になるとたんぽぽがさく
   ・春になると黄色いたんぽぽの花がさく
   ・たんぽぽの花はきれい
   など。
   表面的なものが多かった。
   その中で光っていたのは、次である。
   ・春になるとあたたかくなってたんぽぽがさく
   「春になると」を解釈し、別の言葉に置き換えたのである。
   ※メタ認知? メタ発言である。
   これがいい。
   うんとほめる。
   コロンブスの卵の話をする。
   「あれども見えず」である。
   聴けば「なーんだ」ということ。
   では、どうして氣づかないのか?
   ※学習には、この手のことが圧倒的に多い。
    氣づけば「なーんだ、そんなことか」
    しかし、重要だと思っていないから氣づかない。
  
  「それでは、冬は?」
   ※「春」だけに着目すると、春について考えにくい。
    冬を出すことにより、春を意識するようになる。
  
   ・たんぽぽの花がきれい
  「何が『きれい』なんですか。
   ※一歩つっこむ。
    子どもの思考は、「きれい」で終わりがち。
    ここで終わるか、「一歩つっこむか」 運命の分かれ道
  
   ・花がきれい
   ・黄色い色がきれい
   ・花の真ん中がきれい
   ・1枚の花びらがきれい
   ・全部がきれい
   ・花の形がきれい
   など、次々に出された。
  
   ・たんぽぽの花びらは、たくさんある。
   ・たんぽぽの花びらは、数えきれないほどある。
   これを取り上げる。
  「いくつくらいあると思いますか?」
   100以上と答えた子が多かった。
  「大きいたんぽぽと小さいたんぽぽでは、数が違うのでしょうか」
  「大きさによって数が違うと思う人?」
   少数。
  「大きさは、あまり関係がないと思う人?」
   多数。
   歴代杉渕学級の「追究学習」について語る。
   おもしろおかしく(マル秘)
   調べることを進める。
   さあ、何人が調べてくるか。
  
   もう一つ
  「たんぽぽの花とありますね。これは」
   A さいたばかり
   B さいて少したった
   C 枯れる前
   どの花(状態)だろうl。
   A 多数、B 少数、C 0人
   だった。
  「だって〜」
   といおうとした子にストップを書ける。
  「書きましょう」
   氣づいたことを書かせる。
   →明日、個別指導。
    一人ひとりにアドバイスしていく。
  


            

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