唱 和 |
唱和とは、唱えることです。 驚くほど簡単です。 昔ながらの方法ですが、効果抜群です。 できない子が、できるようになります。 声を出し、耳から頭に入れるのです。 |
唱和 昔ながらの唱和を見直し実践する。 昔ながらの学習方法。 暗記するまで唱える。 意味がわからなくてもやる。 やっているうちにわかってくる。 声を出すことにより耳から入れる。 体にしみこませる。 ※説明ということにスポットを当てる。 相手の立場に立つ。 わかってもらおう という意識をもたせる。 ステップ 第一段階 教師のあとについて復唱する。 声を出す。みんなで声をそろえる。→耳から入れる 教師→子どもたち全員 教師→グループ 教師→個人 ↓ 第二段階 子ども自身で 子ども全員 グループ 個人 実践例 説明の授業 復唱の奇跡 復唱の奇跡 漢字リピート 一人が、読む。 全員で復唱する。 たとえば、『全力で走る』という文。 「全力で走る」(一人の子) 「全力で走る」(全員) 一人ひとり読む+一斉に読むのミックスである。 これが、効果絶大。 復唱の奇跡 2 一人ひとり読ませる。 絶対に必要なこと。 一斉に読ませると、読まない子が出てくる。 手を抜いてもわからない。 一人ひとりになると、どの子がどうなのか、よくわかる。 声の出、はりなど、ごまかしようがない。 一斉に読む。 苦手な子もつられ読む。 一人で読むときのように、プレッシャーがかからない。 みんなで声をそろえる楽しさがある。 それぞれの欠点を補い+αしたのが、 一人→全員による復唱 である。 復唱の奇跡 3 復唱のよさは、教師がいっしょに読むこと。 そして、先に読むことである。 子どもだけに読ませると、評論家になりがち。 自分が読むとなると、練習する(笑) 間違えると恥ずかしいので、きちんと練習する。 この心構えが大切なのである。 子どもよりも、自分の方に意識が向く。 子どもは、教師の後についていえばいいので楽である。 間違えるのではという不安がない。 間違えたら、教師の責任である。 復唱の奇跡 4 何でも復唱 復唱は、音読だけにとどまらない。 漢字、九九、計算、その他、何にでも使える。 簡単で、効率いい方法である。 どうしてやらない人がいるのか…不思議である。 たぶん、復唱の効果を知らないのだろう。 復唱の奇跡 5 攻守交代 復唱が軌道に乗ってきたら、子どもだけにやらせる… これは、素人の考えである。 できるようになったら手を引く。 教師の怠慢である。 できるようになったら、子どもに教師役をやらせる。 「広い海のどこかに」(子ども) 「広い海のどこかに」(教師) 「広い海のどこかに」(代表の子ども)※一人ずつ 「広い海のどこかに」(全員)※子ども全員+教師 これがいい。 復唱の奇跡 6 コミュニケーション能力養成 復唱は、コミュニケーションにも役立つ。 相手の言葉をくり返す。 これは、コーチングの基本である。 相手をコントロールしようとしない。 相手の言葉をくり返すことにより、相手自身に結論を出させる。 「失敗して悔しい」(子ども) 「そうか、悔しいんだね」(教師) 「もう少しがんばれると思ったのに」(子ども) 「もっとがんばれると思っていたんだね」(教師) こんなところにも、復唱は使われている。 |