SOHRANの指導 



   今、ソーラン節に取り組んでいます。
   「稚内発 学び座」という映画で有名になった南中ソーラ
   ンです。
   『金八先生』で有名になった踊りです。
   
   運動会は10月1日。
   ようやく通せるところまできました。
   先週の木曜日から質上げに入りました。
   踊りの質を上げていきます。
   休み時間、放課後などの練習はいっさいさせていません。
   (もっとも、自主的に練習している子もいます)
   授業時間が勝負です。
  
   全員個別指導したいのですが、その時間がありません。
   ターゲットになる子を決めて、指導します。
   まずは、上達している子です(最初からうまい子ではあり
  ません)。
   上手になってきた子を見つけてほめます。
  「○○君、すごくうまくなったね」
  「君がみんなを教えて」
  「えっ、教えられないよ」
  「細かいことをいわなくていいよ。やってみせればいい」
   まねさせるのです。
  
   続いて、上手でない子です。
   この子に関わります。
   はっきりいえば、下手。意欲もいまいちです。
   しかし、マンツーマン指導となると、真剣になります。
   具体的に教えます。
   たとえば、網を持ち上げる動きです。
   跳び箱(1段)を持ち上げさせます。
  「重い」
  「そうでしょう。それなのに○○君は、スッと持ち上げてい
   ますよ」
  「今の感じを忘れずに」
   やらせます。
   うまくいけばよし。
   そうでない場合は、跳び箱持ち上げに戻ります。
   何回かやっているうちに、動きが変わってきます。
  
   →◆体感させる
  
   言葉のイメージで指導したほうがいい子もいます。
  「かごの中に何も入っていない感じです」
  「かごの中には、たくさんの魚が入っています」
  「はねている魚もいます」
  「それを持ち上げるんです」
  「氣合を入れないと持ち上がりませんよ」
  
   →◆イメージさせる
  
   このようにして、体感させます。
   イメージさせます。
   いくら「重そうに」といっても、わからないのです。
   体感すると、わかります。
   イメージができると、わかります。
   動きががらっと変わります。
  「ちょっときて。○○君の踊りを見て」
   まわりの子が集まってきます。
  「すごくよくなったでしょう」
   とほめます。
   
   その子が変わると、まわりも変わります。
   刺激を受けるのです。
   波及するのです。
  
 
  

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