白い花びんの中の花


 子どもたちに次の一文を提示します。
 おもしろ教材です。
 
 白い花びんの中の花 

 いろいろな授業展開ができます。

 ここでは、2つ紹介します。
 ・イメージを広げる
 ・読点の位置

 1 イメージを広げる
 「氣づいたことを書きなさい」
 時間を与えて、自由に書かせます。
 ある程度育っている学級には、かっこうの題材となります。
 子どもによって、目の付け所が違います。
 多様な解釈が出されます。
   「白い花」でしょうか。それとも「白い花びん」でしょうか。
 どちらも、考えられますね。


 花の色は、何色でしょう。
 「白い花」で切れば、当然白です。
 でも、「白い花びんの中の」で切ると、色はわかりません。
 イメージの問題となります。
 白い花びんに合う色は…と考えます。
 赤、青、黄…いろいろ考えられます。
 単色とは限りません。
 いろいろな色の花があるかもしれません。

 花の種類は?
 「白い花」は、何の花でしょう。
 ゆりでしょうか、マーガレットでしょうか。
 人によって、イメージする花が違いますね。

 花は何本あるのでしょうか。
 一輪でしょうか。
 2〜3本
 たくさんあるのでしょうか。

 花瓶がある場所はどこでしょうか。

 多様に考えられるのがおもしろいのです。
 キーワードは、多様性。

 さらに、詳しくみていきましょう。
 この「白」は、どんな白でしょうか。
 真っ白、ちょっと黒ずんだ白、クリーム色に近い白、勝手にしろ(笑)


 
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