ペア学習 



  最近、学級の伸びが加速していきました。
  一人ひとりの意識が高くなりました。
  全体でやるときは、即「おーっ」ではじまります。
  
  ◆ペア学習

  文字通り、ふたり一組の学習です。
  ※ただし、学級が育っていないと機能しないことがあります。
  ようやく育ってきたので、この学習を導入したのです。

  【10マスひき算におけるペア学習】
 ・10マス計算 ひき算(5回目)  ペア学習の導入
 2人一組になっての学習。
 ABを決める。
  A…先、 B…後

 Aの人が、計算する。最初の問題は「10ー」である。
 Bの人は、それを見る。
 ・どこが速いか
 ・どこが遅いか
 ・どこでつまずいたか
 ・どうしたら速くなるか
 などなど、Aの人にアドバイスするために見るのである。
 ※これも、育っていないと見えない。
  どこを見るか、何を見るかがわからない。
  (例)やる氣、表情、手の動き、ひっかかった箇所など

 Aが計算、Bが見る。
 終わると、Bの人がアドバイスする。

 交互にやるのがコツ。
 1回ずつ交代するのである。
 ・やる→見る→やる→見る。
 ・教わる→教える→教わる→教える
 このくり返し。

 このようにして、進めていく。
 10秒切れたら、次の段に進む。
 ※ 10→11→12 という順番。

 プリントの表(10列、つまり10回)が終わったところで打ち止め。
 ものすごい効果を発揮した。
 たとえば、Mくん。
 11−で止まっていたのが、14−をクリア。
 わずか1回の学習で、11,12,13,14をクリアしたのである。
 すごいとしかいいようがない。
 ペア学習について、感想をいわせる。
 ・「がんばって」といわれて、やる氣になった。
 ・「速いね」といわれてうれしかった。
 ・見られているので速くなる。
 ・見られていると、あせってしまう。
 ・どこでひっかかったよといってくれるので、自分ができないところがはっきりする。
 ・自分のつまずきが、よくわかる。
 ・一人でやるより、やる氣が出る。
 などなど。
 初回から、効果抜群。

 【効果的なわけ】
 ・刺激
 ・認識…指摘されることにより、いろいろなことがはっきりする。
 ・認める・励ます…サポーターが近くにいるとがんばれる。
 ・システム…やる⇔見る、教わる⇔教えるのくり返し
 ・2人の実力差があっても、機能する。

  ※ただし、学級が育っていないとうまくいかないかもしれない。

  いかがでしょうか。
  ペア学習。
  当たり前のことかもしれませんが…
  初回から、かなり機能しています。

 

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