加速学習 


  加速学習
  
 学習能力を育てることが大切
 最初は時間がかかるが、基礎ができると加速する。
 普通列車から新幹線に乗り換える という感じである。
 たとえば、配当時間10時間の単元が2時間くらいで終わってしまう。
 教科書は、2学期末には終わっている。
 授業の密度が濃くなり、無駄な時間がほとんどなくなる。
 
 次の点を意識する
 ◆三層

読・書・算

 やる氣

 生命力
 

 ふつうの場合、教科学習にとらわれる。
 「ここまで終わらないと、テストができない」
 「この単元が終わらない」
 などなど。
 単元を終わらせることに意識が向きがちである。
 
 そのこの中に眠っている生命力を覚醒させること。
 やる氣を出させることが根本にあるべきだと思う。
 
 この力が覚醒されると、驚くべきことがおこる。
 たとえば、Mさん。
 現在、『たんぽぽ』に関する作文を73枚書いている。
 わずか5日間で。
 常識では、考えられない数である。
 休み時間も、家でも書いている。
 何かにとりつかれたように書いている。
 「おもしろくてしかたがない」そうである。
 
 加速学習のポイント
 ・毎日の地道な学習
  おもしろおかしく
  上達が目に見えるように
 ・ここそというとき 全力発揮の場 をつくる。
  
◆三つのステージ
     1      2      3
   入れる     確かに     高度に
   感覚づくり     認識づくり      勘づくり
   覚える     使える     使いこなせる
 ・漢字の書き順
 ・2年生の漢字
 ・九九 6の段
 ・『長さ』


 
 ・筆写
 ・辞書引き
 ・漢字探し
 ・文章題
 ・話し合い
 ・作文
 ・歌
 ・フラッシュカード
 ・10マス計算
 ・音読



 
※7月現在の状況
 
 大切なのは、使えるようになるまで指導することである。
 ふつうは、「入れる」だけで終わっている。
 それも中途半端で…
 中途半端、やらないのと大差なし 
 イメージとしては、一輪車、もっと簡単なところでは自転車。
 学習では、九九。
 使えるようにならなければ意味はない。
 感覚→認知→勘
 無意識に出きるところまで指導すると…
 あるとき、飛躍する
 信じられないことがおこる。
 
 ◆ポイント2
 ていねいに、じっくりやっていく。
 縦に伸ばすことに意識がいってしまう。
 ある程度伸びたら、厚みをつける。
 倒れないように、幹を太くすることが必要である。
 
 ◆学習能力を育てる 事例
 
 「漢字探し」
 同じことをやっているにもかかわらず…
 子どもたちは、熱中して取り組んでいる。
 毎日5分間、漢字を見つけ書くという学習を続けている。
 最初は、2個しか書けなかった子も40書くようになった。
 積み重ねの成果である。
 書く子は、100以上いっている。
 トップは、180個。
 驚異的な数である。
 
 ある程度やった段階で、コツを教える。
 
 書き方、見つけ方、記憶を引き出す方法を教える。
 
 グループごとに覚える
 (例)数…一〜十
    木のつく字…木、林、森、松、杉、桜、梅 
    木偏、それ以外(休、体など)
    さんずいのつく字…海、池、沼、湖
    水シリーズ、水、氷、川など
    一週間…月、火、水、木、金、土、日
    似ている字 
    反対…天と地、男と女
    大、中、小など
    力、刀、刃など、関連する字
 
 覚え方を教える→学習方法を教える。
 それを使わせる。→学習能力を育てる。
 
 
 三層を意識する。
 根本になる力にスポットを当てる。
 そこからスタートする。
 →学習能力を育てることを意識する。
 
 あなたの学級にも奇跡がおこるかもしれない。



 
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