漢字 
    漢字探し    


 
 漢字探し

 次の図をごらんください。
 この中から漢字を探してください。


 教師になって3年目、向山先生に教えていただいた問題です。
 かなり有名な問題です。

 漢字をいくつ見つけられるか。
 たとえば、一、二、三、日、田、大、口などです。
 制限時間は、5分間です。
 ※家庭でやる場合、最初は、10分くらいがいいかもしれません)。
 これを毎日おこないます。
 ・時間を決めてやる
 ・毎日おこなう
 というのがポイントです。
 ノートに番号をつけて書いていきます。
 1 一 2 二 3 日 というように書いていきます。
 最初は、20も見つけられません。
 頭をやわらかくしないと、見つけられないのです。
 しかし、毎日くり返すうちに、50以上見つけるようになります。
 見つけられない子には、次のようにいうのです。
「教科書を見てもいいですよ」
「辞書引いていいですよ」
 漢字辞典を引くようになります。
 たくさん見つけたいがために、辞書を引きます。
 純粋な動機(笑)ですね。

 今までの最高は、157個。
 もちろん、こじつけもたくさんあります。
 えーっ、そんなのありというものもあります。
 まあ、大目に見てください。
 大切なのは、子どもたちのやる氣です。
 頭が柔らかくないと、見つけられません。
 見つけようとすることで、発想が豊かになります。
 この学習が、漢字をぐんと身近にしてくれます。
 子どもたちは、たくさん見つけようと親に聴くようになります。
 漢字辞典も引くようになります。
 付録が魅力的でしょう。

 教師もやりましょう(けっこうおもしろいです)。
 子どもと競争する
 1つずつ交代で書く(タッチ方式)
 5分でいくつ見つけられるか 挑戦させます。
 子どもたちは、たくさん見つけたいのです。
 ですから、家で調べてきます。
 何もいわないのに、漢字辞典を引くようになります。
 
 毎日5分
 
 毎日おこなうと、進歩がわかります。
 はじめは、2〜3個しか見つけられなかった子が、10以上見つけ
るようになります。
 1週間もすれば、30くらい見つけます。
 これがおもしろいのです。
 


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