漢字の授業


 

 漢字たし算

 漢字たし算
 木+木=林
 など、いくつか例を挙げる。
 子どもたちは、どんどん見つけた。
 木+木+木=森
 口+玉=国
 木+交=校
 竹+立=笠
 田+力=男
 夕+夕=多
 日+十=早
 一+一=二
 一+二=三
 夕+口=名
 一+白=百
 火+火=炎
 日+月=明
 日+立=音
 日+青=晴
 金+令=鈴
 田+土=里
 口+口=回
 木+公=松
 二+人=天
 木+一=本
 日+一=目
などなど、たくさん出された。


 
  
  

 日頃よく使う漢字

 2年生の漢字
 今日から、本格的に実施する。
 教科書に出てくる順+よく使う字
 むしろ、後者がメインである。
 日頃よく使う字からマスターしたほうが効率的である。
 たとえば「言う」「話す」「読む」「書く」などなど。
 文章を書くときによく使う漢字である。

 

 使える漢字
 
 漢字の学習。2年生の漢字の復習である。
 「しょしゅん(初春)」
春は書けても、初春は書けない。
言葉を知らないからである。しかし、青春は書ける。
初秋、初冬を教える。それでは、「しょか」はどう書くか。
わからない子は、わからない。大きなヒントが出ているにもかかわらず、見えないのである。あれども見えず、見れども見えずの状態である。
わかる子はわかる。季節のうち出てきたのは、春、秋、冬 とくれば残りは…と考えたのである。
このように予想することは、とても大切である。
「春、秋、冬が出ましたね」
「あっ」
 全員がわかった。そう、「初夏」である。
 続いて、「晩春」を扱う。
 晩の意味を教える。この場合、「終わりのころ」という意味である。
「ばんか」「ばんしゅう」「ばんとう」を書かせた。
 よくわからない子には、ヒントを出す。先ほど書いた、「初夏」「初秋」「初冬」をよーく見るようにいう。
「わかった」
「私は、突然違う問題を出しません。必ず、前のことに関連する問題を出します」
「まったく違うことをやるときは、そういいます」
 つまり、前のことをヒントにして考えるということである。
 次は、「朝」を扱う。
 「ちょうかい(朝会)」これはすぐに書けた。
 よく使っている言葉は、さっと出る。
 「ちょうしょく(朝食)」も書けた。
 「そうちょう(早朝)」これは、書けない子がいた。
「『そう』がわからないの?」
「そう」
「ヒント、早朝マラソン」
「?」
 言葉を知らないと、ヒントがヒントにならない。
「朝早いこと」
 これでわかった。ヒントというか、答えそのものなのだが…
 「けさ(今朝)」
「いまあさって書いて、『けさ』って読むんだよね」
 おなじみの言葉はオーケー。

 「昼」を扱う。
「『ちゅうしょく(昼食)』と書いてみましょう」
「ちゅうしょく?」
「わかった」
「昼ご飯だ」
 朝食と関連づけて考えるとわかる。
「朝食、昼食ときました。それでは、夜食べる食事はなんというでしょう」
 ちょっと角度を変えて問題を出す。
 やや、引っかけ問題である。
「わかった!夜食」
「夜ご飯」(○食だよ、ここだけご飯になったらおかしいでしょ)
「晩ご飯」
「突撃となりの晩ご飯」(ちょと古いかな)
「わかった!夕食」
 
漢字テストはできても、ノートはひらがなばかり…
それでは意味が無い。
「使える漢字」の学習をしていきたいと思っている。

 見るの授業

 見るという字はたくさんあります。
 見る、看る、診る、観る、視る
 
 診る このみる以外は、目という字がついています。
 
 ぼくは、目がついているやつは、目を使って見たりしているから目がついているんじゃないかと思います。
 この「診る」は、人の心の悪い氣分、いい氣分とかを体で診たりすることだと思います。
 
 
 「見る」で氣がついたこと
  見る
  看る  すべてに目の字が入っている。
  観る
  視る
  
 なぜ?
 やっぱり、目に関係あるものだから目の字が入っていると思う。
 「診る」これだけ違う。
 予想
 昔はきっと「診る」が「言目る」だったと思う。
 
 違う見る
 「診る」
 自分の考えは、この「診るは、医者などが患者の病氣などを診るだと思います。
 なぜ診るかというと、もしも、盲腸なのにかぜといったら患者が死んじゃうから、診ると思います。
 医者が病氣を見て言うから、言(ごんべん)がついてこの字だと思います。
 
 漢字の違いで、「みる」という字の意味も変わっていく。
 「観る」の意味
 たとえば、「天皇杯の決勝戦を観る」という意味。
 「視る」
 左の部首が示すからきているので、人を示すものを見るときに使う字じゃないかと思う。
 「みる」という意味は1つではなく、1つの意味からくもの巣のようにたくさんに広がっていると思った。
 
 見るについての予想
 「見る」…何かを目に写す。
      見て知る。
 「看る」…病人の世話などをする。
 「診る」…体の異常の原因を見つけて薬をあげたりする。
 「観る」…何かの競技の応援などをする。
 「視る」…何かを調べたりする。
 
 見るの意味について
 「見る」…自分の目で確かめる。
      目に入ってくる。
 「看る」…だれかがけがしたりした時、部屋でけがなどの様子を看る。
 「診る」…診察の時に使う。
      病氣などを診る。
 「観る」…植物の観察などをする時に使う観る。
 「視る」…視力で使う視るじゃやないか。
 言葉は似ているけれど、意味が違ってくる。
 
 いろいろな「みる」がある。
 見る、看る、診る、観る、視る
 大ざっぱにわけてみると、
  病氣やけがなどの「みる」は…診ると看るだと思う。
  演技やテレビを「みる」は…見ると観るだと思う。
  よくわからないのは…視る

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