上達のステップ 
  
  2学期も後半、加速的に伸びている学級もあれば、停滞している
 学級もあります。
  上達の筋道(ステップ)があるかどうかが、決定的な違いです。
  
 ◆上達の筋道(3つのステージ)
  
1st ステージ 2ndステージ 3rdステージ
入れる 確かに 高度に
感覚づくり 認識づくり 勘(直感)づくり
覚える 使える 使いこなせる

  多くの場合、1stステージで終わってしまいます。
  使えるところまでトレーニングしないのです。
  ましては、3rdステージは夢の夢です。
  
  中途半端は、力になりません。
  蓄積されません。
  ですから、学年が上がるにつれ、できない子が量産されると思っ
 ています。
  
  
  それぞれのステージについて考える。
  これが大切です。
   
  これから、少しずつ公開していきたいと思います。
  

  ファーストステージ できそうでできないことから
  
  入れる 
  
  私の場合、1年生レベルのことからやっていきます。
  例をあげてみましょう。
   
  知識的…たし算
  形式…10マス計算
  
  1桁のたし算をやらせます。
  たとえ6年生でも、ここから入ります。
  「簡単だよ」
  子どもたちはいいます。
  「先生、バカにしないでよ」
  (1桁のたし算をバカにしているのは、この子たちなんですけど
   …)
  
  やらせてみると…
  できません。ほとんどの場合。
  10秒以内にできないのです。
  できて当たり前のことができない…
  
  すべてにおいて当てはまります。
  ですから、1年生レベルから始めるのです。
  
  クリアできたら、先に進めばいいのです。
  
  大概の場合、6年生だったら、5年生の復習から入るでしょう。
  これでは、効果がありません。
  「全員できる」ところか始める必要があります。
  いやいや、「全員できそうでできない」ことからですね。


 
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