学級創り 第一歩 |
荒れた学級を受け持つ先生方へ 担任が揺れると、学級は大揺れします。 揺れるのは船だけでいい。大しけの日でも、ゆれない。まずはこれが大切だと思います。 荒れている学級は、ある意味でやりやすいです。なぜなら、子どもも親も新しい先生に期待しているからです。「今年こそは」と思っているからです。 ですから、それを上手く使えば、やりやすいのです。 しかし、身についたこと(荒れた行動、生活習慣、授業態度、心のすさみ)は、なかなか抜けません。頭ではわかっていても、なかなか行動がそのようにならないのです。ですから、変わるのに時間がかかります。 あせらずじっくりといくことがいいと思います。1日1ミリ。三歩進んで二歩下がる。これです。 最初は、子どもの様子をじっくり観察して下さい。冷静な目で見ると、見えてきます。荒れた学級を何とか などと考えると見えてきません。第三者の目でも見ることが必要です。 そうすると、キーになる子がわかります。いわゆるボスです。 大物が変われば、学級はがらっと変わります。 変わりそうな子からアプローチする方法もあります。 さて、子どもとの信頼関係をつくらねばなりません。 子どもにとって、教師は友だちではありません。 信頼できるとは たとえば、
人です。 教師には、人間としての面(人となり)と教育の専門家としての面 両方が必要です。 車でいえば両輪です。 「学び続ける人のみ教える資格を持つ」と、私は思います。教師が勉強している姿が何よりの教育です。「先生も勉強しているんだ」ということが認識できれば、子どもはついてきます。 |