学級創り


学級づくりのポイントをお話ししたいと思います。
根に水をやる
扉は内側から開かれる
黙動
元氣配り
一語一恵
まかせる
事実と思考をわける
形に表す
見方・考え方を教える
流れをつくる



根に水をやる

 いくら葉や枝に水をやっても植物は育ちません。
 人間も同じです。

 今の教育界は、葉や枝にばかり水をやっているようです。
 根に水をやることです。
 根に水をやりましょう。

 私の考える根
 ・どの子もよくなりたいと思っている。
 ・子どもには「無限の可能性」がある
          ↓
子どもの意識エネルギーを高める→潜勢力の覚醒
 意欲・生命力を高める。→本来だれもがもっているすばらしい力を引き出すアシストをしましょう。
 その力を引き出すのは教師ではなく子ども自身です。
 教師は、側面から手伝うだけです。

 ・人間が持っているすばらしい力に氣づかせる。
 ・やる氣にさせる→それを持続させる。

 これだと思います。

 簡単にいえば、
 やる氣にさせること
 やる氣を持続させること
です。
 
 子どもたちの目を輝かせましょう。


扉は内側から開かれる

 強引に指導しても、子どもはある程度伸びます。
 しかし、それはあくまでも表面的なことです。
 担任がかわると元に戻ってしまいます。
 
 子ども自身が本当にやる氣になったとき、急激に成長します。
 愛の力で扉をノックしましょう。子どもが扉を開くまでノックし続けましょう。
 そのために
 ・長い目で見る、その子を愛す、信じる→あせらずノック
 ・少しの変化も見過ごさない→認める、ほめる、励ます


黙動

 教師は黙ってサッポロビール(古い)!
 黙って行動することを黙動といいます。

 言葉は子どもの頭から入ります。
 行動は、毛穴から入ります。
 そして、心に達します。
 自分が大事にしたいことは、言葉ではなく行動で伝えましょう。

 黙動を続けます。
 そうすると、不思議なことに教師のまねをする子が出てきます。
 増えてきます。
 イニシアチブ、トイレ磨きなど…最終的には学級の子ほとんどがやるようになります。
 もちろん、自分の意志です。
 

元氣配り


 明るく暖かく。
「先生といっしょにいると元氣になる」
「先生と話すと元氣になる」
といわれるようにしましょう。
 子どもたちにエネルギーを送りましょう。
 ・いつもにこにこ
 ・つつみこむ
 ・よい面を見る
 ・プラスの言葉をかける
 ・さりげない氣配り
 ・秘密(知りたい人は、パラダイムシフト編へ まだ公開しません(笑))


一語一恵

 黙動する教師の言葉には、力があります。
 光となって子どもの心を照らします。
 一つの言葉が、その子の一生を決めることもあるのです。
 生かすも殺すも言葉次第。
 内からエネルギーを噴出させるような言葉かけをしたいものです。


まかせる

 子どもを信じるということは、まかせて待つということです。
 「子どもを信じている」という人はたくさんいます。
 でも、ちょっと待ってください。信じている人が、わざわざ「信じている」というでしょうか。
 「信じている」というのは、信じていないということの証明です。
 まかせて待ちましょう。
 子どもは、私たちが考えるよりずっと有能です。
事実と思考をわける

 普通、事実と思考は混在しています。
 まぜこぜになっているものをわけましょう。
 いろいろなことが見えてきます。
形に表す

 なんでもそうですが、最後は形にするのがいいでしょう。
 形になると、子ども自身にもはっきりわかります。成長が。
 まわりも評価してくれます。
 相乗効果で、さらによくなります。
 心を形にしましょう。
見方・考え方を教える

 人間の成長とは、見方・考え方の変化といってもいいでしょう。
 見方・考え方 これは教える必要があります。
 子どもに考えさせるなど、もっと先のことです。
 基本となることを教えなければ、考えさせることなどできません。
流れをつくる

 教室を流れるプールにしましょう。そうすれば、あまり泳げない子でも知らないうちに泳いでしまいます。
 かんたんにいうと、雰囲氣をつくるということです。

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