どん難問だい!


 「いろいろな問題」をパワーアップさせている。
 中学入試レベルの問題である。
 苦手な子にとっては難しい。
 難しいというか、面倒くさいのである。
 普通の問題は、1発で解けることが多い。
 難しい問題は、手順を踏まないとできない。
 このへん、集中力の持続が要求される。
 子どもたちの力を伸ばすには、かっこうの題材である。


 ◆どん難問だい! ※中学入試レベル

   同じ問題を解かせる。
   「同じ」というところがみそである。
   同じなので、さっと解けるはず?
   (実際はそうでもない。解けない子もいる)
   解き方の説明をさせる。
   →言葉と文章で。
   実際にやってみると、うまくいかない。
   イメージと実際には、ずれがあるのである。
   ・線を引く
   ・色を変える
   ・その他
   などなど、基本をもう一度おさらいする。
  
   全員での説明。
   3回目となると、さすがにスムーズになってきている。
   あたりまえである。
   しかし、今の学校教育は、「あたりまえにことがされていない」という現状
  がある。「あたりまえのことがあたりまえにできる」というのは、すごいこと
  なのである。
  
   できない子は、基本通りにやっていない。
   または、基本を忘れている。
   それを思い出させるところからはじめる。
  
   ◆3パターンのくり返し
   説明は、形を変え3回くり返す。
   1 全体
   2 グループ(班)
   3 個人
  
   3パターンおこなう。
   1→3の順番である。
   実力ダウンの激しい子は、3回でもたりない。
   ましてや1回では、できるようにならない。
  
   他の問題だと、うまくいかない。
   問題を解く、説明するなどが、混在するからである。
   一度に考えることがいつもあるので、集中力が分散される。
   何度も解いている問題なら、答え、解く筋道がわかっている。
   説明に意識を集中することができる。
  
   3回のくり返し後、新しい問題を出す。
                  5
  (35ー8)÷0、3+2、7×(ー+2、5)
                  6
   という問題である。
  
   声を出す。
   線を引く。
   色を変える。
  

      

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