3段階のテスト  


 3段階のテスト

 1回だけだと…
 そのときはできても、すぐに忘れてしまいます。
 ですから、くり返し練習する必要があります。
 同じことをくり返すと、マンネリ化します。
 刺激がなくなるのです。
 ちょっと変化をつけて反復練習させましょう。

 1回目のテスト
 2回目、3回目と、グレードを上げていきます。
 
 1回目は、普通の実力テストです。
 2回目は、練習した上でのテストです。
 3回目は、聴写によるテスト

第3段階 聴写によるテスト
第2段階 練習した上でのテスト
第1段階 実力テスト

 第1段階 実力テスト
 
 実力をはかるのにいいです。
 一発勝負ですから。
 書ける字、書けない字を区別します。
 書けない字を練習すればいいのです。

 練習した上でのテスト

 実力テストは、できない子が多いと思います。
 練習すれば、できるようになります。
 練習の大切さがわかります。


 聴写によるテスト
 
 教師がが問題を読みます。
 集中力をつけるのに、もってこいです。
 ふつうなら、問題を何度も見直せますが、聴写ではできません。
 しっかり聴いていないと、できないのです。
「テストを始めます。いち、今、てん、くろいわくんは…なにしてる
 まる」
というように読みます。
 初期の段階では、ゆっくり目に2回読みます。
 力がついてきたら、1回しか読みません。
 ※問題文すべて覚えているでしょう。


 三段階テストは、力を定着させるのに効果的です。
 同じ問題を3回くり返すことで、その漢字に触れる回数が多くなり
ます。
 実力テスト→視写テスト→聴写テストと、変化ある反復になってい
ます。
 得意な子にとっても、新鮮で歯ごたえあるテストになっているとい
えるでしょう。
 難度は、易から難になっていません。
 難しい順に、実力テスト、聴写テスト、テスト。
 1回目、練習なしでおこなう実力テストですから、氣を引き締めま
す。
 2回目、練習した上でのテスト。練習の成果で点数が上がり、自信
をもちます。
 3回目、聴写テストのスピードに氣を引き締めます。
 三段階テストは、子どもたちを安心させない構造になっているので
す。

 同じ
プリントでも、与え方(刺激)を変えてみましょう。






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