10マス計算ドリル



  10マス計算ドリルの開発
  10マス計算ドリルが発売されました。
   これで、もうコピーをする必要はありません(笑)
  「コピー代がひと月1000円以上かかります」
  「ドリルを出版してください」
   というリクエストは、かなり前からありました。
   ようやく実現の運びとなりました。
  
   計算が苦手な子が減るように…
   計算が得意な子が増えるように…
   という思いを込めて創りました。
  
   3社から出ています。
   よかったら、活用してください。
   
   ◆学研
   4種類出ています。
   【 10マス計算ドリル たし算ひき算 右利き用 】
   【 10マス計算ドリル たし算ひき算 左利き用 】
   【 10マス計算ドリル かけ算わり算 右利き用 】
   【 10マス計算ドリル かけ算わり算 左利き用 】
   
   ポイントは、左利き用があることです。
   レフティ向けのドリル、初めての試みではないかと思います。
   →http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_shihan/1ran.asp
  
   ◆主婦の友
   【 10ます計算 計算上達カードつき 】
   ポイントは、計算上達カードが着いていることです。
   10マス計算以前のステップがあります。
   計算が苦手な子向けです。
   初歩の初歩からのスタート。
   確実に力をつけることができると思います。
   → http://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail.php3?isbn=4-07-2465
  40-2
  
  
   ◆アスコム
   【 親子でできる脳力活性ドリル 】
  10マス計算
   親子で取り組みところが特徴です。
   かなりシステマチックです。
  →http://www.ascom-inc.jp/4-7762-0232-8.html

   重い腰を上げる

   10マス計算ドリル、ようやく形になりました。
   どのドリルも、形になるまで7ヶ月かかりました。
   もちろん、パーフェクトではありません。
   しかし、かなり練ってつくりました。
   取り組めば、大きな成果があると思います。
   計算が苦手な子が、ひとりでも減るように…
   という願いを込めてつくりました。
  
   100マス計算は、有効なアイテムです。
   しかし、ハードルが高いのも事実です。
   いきなり100題は、厳しすぎます(苦手な子にとって)。
   100マスに至る過程…
   いろいろな本、ドリルが出ていますが、粗すぎると思いました。
   ただ、量を減らしているように思いました。
   これではいけない。
   根本が違う。
   私がつくらなくては…
   この思いが、重い腰を上げさせました。
  

   レフティ専用(左利き用)

   10マス計算ドリルは、3社から出ています。
   学研のドリルは、4冊。
    ・10マス計算 たし算・ひき算 右利き用
    ・10マス計算 たし算・ひき算 左利き用
    ・10マス計算 かけ算・わり算 右利き用
    ・10マス計算 かけ算・わり算 左利き用
  
   大きな特長は、左利き用があることです。
   左利きのドリル(計算)が出るのは、初めてではないでしょうか?
   部数が出ないことがわかっていての出版です。
   担当の方が、
  「先生の10マスを出すのに、左利き用ははずせません」
   といいました。
   志が違いますね。
   儲かればいいのではないのです。
   左利きのハンディをなくし、計算ができるようになってほしい…
   思いの強さが違います。
   本当にありがたいです。
  
  
  

   左利き用を考えたのは、10年以上前のことです。
   サウスポーの子が、やりにくそうに計算していました。
   ※習字のときも同様ですね。
   1回1回手をあげ、問題を見ます。
  
   普通、10マス計算の場合、プリントの左から始めます。
   左→右へ。
   サウスポーの子には、右からやらせてみました。
   少しやりやすくなったものの、根本的には変わりません。
   問題が左手でかくれる→見えない
  「やりにくくない」
  「やりにくいです。でも、いつもこうだから」
   なるほど、長い人生ずっとこうだったのです。
   慣れとあきらめを感じました。
  
   それから、時間が経過しました。
   しばらくの間、サウスポーのことは忘れていました。
  
   あるとき、プリントをつくろうと思い立ちました。
   1年生を受け持ったときのことです。
   1年生は、慣れとあきらめがありません。
   やりにくさは、人一倍です。
   私は、問題を反対のマスに書くことにしました。
   どんぴしゃり!
   問題が見えるではありませんか。
  「先生、こっちのほうがやりやすい」
   サウスポーの子は、大喜びしました。
   最初は、その子用に、毎回問題をつくりました。
   そうこうしているうちに、左利き用をつくろうと思ったのです。
   毎回つくるより、プリントにしたほうがいい。
   こうして、サウスポー用のプリントができあがりました。


   細かなステップ

   主婦の友社から出ているドリルは、ステップが細かいです。
   10マス計算以前のステップを明示しています。
   「計算カード」です。
   学校では、主に5と10の合成分解しか扱いません。
   3と2で5,1と4で5など。
   10の合成分解は、かなりやりますね。
   算数が苦手な子も、それなりにできます。
   しかし、他の数になると…
   できないのです。
   あたりまえですね。
   練習していないのですから。
   たとえば、7です。
  「3といくつで7になりますか」
   と聴かれて、即答できない子がいます。
   しかも、たくさんいるのす。
   1年生を始めて受け持ったとき、愕然としました。
   なんだよ、繰り下がりじゃなくてもできないじゃないか。
   できる子は、即答します。
   しかし、ほんの一握りの子です。
  「3と…」
   フリーズ。
   これは、全部やらないといけない。
  
   このようにして、「0」から合成分解を教えました。
   「0」〜「20」までです。

  親子で

  アスコムから出ているドリルは、親子で楽習がコンセプトです。
   楽習の進め方が詳しくのっています。
   
   かなり、システマチックになっています。
   一応、1週間単位になっています。
   問題配列にも工夫があります。
   ・基本問題 +0〜+9
   ・練習問題 +□ ※苦手なところを練習します。
  
   以上、3社から10マス計算ドリルが発売されました。
  
   計算が苦手な子が少なくなることを願って…

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